宇宙人、未来人、超能力者も入れるにいがた青年ユニオン。もちろん、あなたも入れます。

「奨学金返せ」のメールに対して反論しろというのでお返事を書いてみた

QUEENさんから、こういうメールが届きました。

アンタらバカじゃないの?奨学金借りといて返さないでブラックリスト化するな?寝ぼけてんの?
借りたら返す。返せないならペナルティが課せられて当たり前じゃん。
大前提として教育の機会均等は中学までなんだけど。高校から先は義務教育じゃないし(笑)
つーか、自分が出せる範囲でやりくりするのが当然だし、金を借りるとか人としてあり得ないんだけど。
てゆーか、なんで金ないのに大学行こうとするの?それ自体が意味不明なんだけど。身の丈に合った生活しろよ。
なんで中学や高校を卒業して手に職をつけて職人になるとか考えないわけ?単にいばらの道を進むのが嫌だから逃げてんじゃないの?
仮に大学行ったとしてもアルバイトするとか(男ならガテン系の仕事、女なら水商売風俗関係等)実家から通うとかいくらでも借金生活から免れることはできるんじゃないの?
要は甘えじゃね?選り好みしているからそんな情けないざまになるんじゃない?
この正論に反論できるならやってみろよ。

奨学金が、借金であるということがまず異常なのです。それはただの教育ローンです。

一歩譲りまして、教育ローンを借りて進学したのだから、その後返さなければならないという主張なのであれば、高学費故の多額の借金になるという点と、そもそも返せないような人に貸し付けを行っているという点の2点が異常です。

若者が大学に行くことについて、若者自身の利益のような主張を構成していますが、若者のうち、金持ちの家に生まれたものしか大学に行けないとすると、社会的に損失です。

書き方はともかくとして、特に年配の方から同趣旨の反応がありますが、大学を出ればいいところに就職できるという時代ではありません。安定的な仕事がある状態ではないのです。つまり、長い年月にわたり返せるかどうかわからない人に貸し付けを行うこと自体が間違いです。社会的に優秀な人材を育てるための投資と考えるならば、奨学金を貸与ではなく、給付にすべきです。現在は貸し付けとなっていますが、これを実質的な給付にすることは不可能ではありません。収入が一定以上になった時点で返済を始める方式が始まっています。これを現在の奨学金返済者に当てはめることは可能です。

Copyright © 2008 にいがた青年ユニオン