バイトだから転職したらとそんな簡単な話にはならない
有期契約の5年上限をもうけることに合理性はない!団体交渉2回目 - http://t.co/E0PS18gneX 形ばかりの有期契約を結ぶ労働者は約1200万人。その人たちが漂流させられる!大問題!!
— にいがた青年ユニオン@新潟革命なう (@seinenUnion) September 11, 2013
「どうせバイトなんだし、そんなに会社が嫌なんなら、辞めたらいいじゃない。」
ブラック企業という言葉が満ちあふれるようになって、以前からまして「どうせ嫌なら」というのが強まっているように感じるのは気のせいだろうか。
でも、待ってほしい。
「どうせバイトなんだし」というあなたは、一体どんな人生を送ってきて、そのバイトをしている人はどんな人生を送ってきたか、想像したことがあるだろうか。
「自分とは人生を歩んできた人たちがごまんといる」とは想像しながら話していないと思う。
「非正規」労働者として働き続ける組合員の何人かが話してくれたことがある。
学校を卒業して入社した会社が、ブラック企業だったから、辞めなくてはいけなかった。それ以来、正社員になれない。
つまり、想像してもらいたい。
履歴書の欄にこう書いてあるわけだ。
???高校卒業
株式会社*****入社
同社を自己都合により退職
これを見た面接官は何を聞くだろうか。
親が倒れて、介護をする必要があったのでフルタイムで働けなくなったから、パートになった。いまは、その必要がなくなったけれども、かといって仕事しながらの転職活動には限界があるし、かといって、収入が絶えれば生活が成り立たない。
新しい会社に入社すると、2ヶ月ほど無給になるということを理解してもらいたい。
9月1日に入社。
給料の締め日は9月30日。
給料支払日は10月31日。
これで、2ヶ月無給で仕事し続けることになる。
2ヶ月間、あなたとその家族は何の問題もなく生活ができるだろうか。
「そんな仕事なら」。
その一言は簡単だ。
しかし、人生は人それぞれ異なっている。
そんな簡単に片付けられるものではないし、簡単に全員があなたの思う「成功した人生」を歩めるわけではない。